ISO/IEC 15504(SPICE)とは?あいえすおーいちまんごせんごひゃくよん
ISO/IEC 15504(SPICE)とは、ソフトウェアプロセスの能力水準を客観的に評価(アセスメント)し、継続的な改善につなげる国際規格群。評価対象は成果物ではなくプロセスで、構成管理やレビューといったプロセスごとに能力レベルを判定する。現在はISO/IEC 33000シリーズへ移行し、国内ではJIS X 33002がアセスメント実施の要求事項を定める。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
発注側が委託先の実力を測る手段が過去の実績と営業の説明しかなかった時代は、選定の根拠が主観に寄った。作った物ではなく作り方を共通の物差しで測れば、組織をまたいで比較でき、弱いプロセスから順に投資できる。PMにとっては、調達先の評価と自組織の改善という二方向で効く枠組みになる。
具体例
「構成管理プロセス」「レビュープロセス」を個別に評価し、構成管理だけ能力レベルが低いと分かれば、その領域の手順整備に投資を絞れる。組織全体を1つの成熟度で括るCMMIの段階表現と対照的な使い方になる。
試験での引っ掛け
目的の違いで他規格と区別する。ISO 9000は品質マネジメントシステムの要求事項、ISO/IEC 15408(コモンクライテリア)はセキュリティ評価基準、JIS X 0160はライフサイクルプロセスの規定。15504はプロセスの能力を測る物差しである。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(IPA)解説で登場
情報システムの企画,開発,運用,保守作業に関わる国際標準の一つであるSPA(Software Process Assessment)の説明として,適切なものはど…
正解:ソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
要点:SPAはプロセスの能力水準を評価し改善につなげる国際標準
SPA(ソフトウェアプロセスアセスメント)は、組織のソフトウェアプロセスがどの成熟度・能力水準にあるかを客観的に評価し、継続的な改善につなげるための枠組みである。ISO/IEC 15504(SPICE)として国際標準化されており、評価結果を改善活動の出発点として使う点が特徴である。製品そのものではなくプロセスを評価対象とする。
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
JIS X 33002:2017(プロセスアセスメント実施に対する要求事項)の説明として、適切なものはどれか。
正解:組織プロセスの品質を客観的に診断するための要求事項を規定している。
要点:JIS X 33002はプロセスを客観診断する要求事項
JIS X 33002は、組織のプロセスがどの水準にあるかを客観的かつ再現性のある形で診断(アセスメント)するために、アセスメントの実施が満たすべき要求事項を規定した規格である。改善そのものの進め方や、プロジェクトマネジメントの手引、ライフサイクルプロセスの枠組みは、それぞれ別の規格が扱う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。